若いときは将来のことをあまり深く考えない人が多。又収入が少なくて生活に余裕がなく、目先のお金を工面することで精一杯なことから国民年金を振り込まない方が多い。昨年(2020年)の納付率は71.5%との事だが、これでも9年連続上昇しているそうである。リベ大で国民年金のIRR(内部収益率)を学習したが、75歳まで生きればいわゆる「元がとれる」ことを知った。しかも、障害年金や遺族年金もついていることから、これほど優れた「保険商品」は民間では(赤字になるので)まずできないそうである。税金の一部が投入されているから当然であろう。2020年の日本人の寿命は男性81.64歳、女性87.74歳であるから普通に健康な生活を送ればまず損はしない。将来的に保険料や受給額や受給開始時期が変更される可能性もあるが、それでも他の民間保険と比べてIRRが下がることはまず無いであろう。毎月の保険料(現在16,610円)は生活の苦しい若い人にとっては痛いが、将来への貯金と思って口座振替にしてしまうのがベストである。税金の控除にもなるから少々無理しても払っておきたいところである。なお、会社員は厚生年金保険料に国民年金保険料分が含まれているから自動的に給料から天引きされている。目先のお金が大事なのも非常によくわかるが(私が若い頃もそうだった)、ぐっと辛抱して納めておこう。特に民間の保険に入っていながら国民年金保険料を払っていないのは本末転倒だと思います。何事も勉強して「真実を知ること」は大切です。
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