昨年2月以降、新型コロナの感染拡大防止のため多くのマラソン大会が中止となっている。私も出走を予定していた2020年2月の姫路マラソンと5月3日のユリカモメウルトラ70キロが中止に追い込まれ、翌年も中止となった。日頃から参加していた長居公園での練習会も2020年3月以降、1年半以上も中止のままである。新型コロナにより多くの時間と楽しみが奪われてしまった。東京オリンピック、パラリンピックもほぼ無観客で開催されたが、残念に思えてならない。外国では人工の多くの割合でワクチン接種を終えた国から順次経済活動を再開している。しかしながら我が国ではワクチン接種率が上昇し、死亡率が先進国で最低水準であるにもかかわらず、未だに「自粛への同調圧力」が強く、今シーズンに公認コースのマラソン大会が開催されるかどうか微妙な状況である。おそらく新型コロナの治療薬が普及しないかぎりこの騒動は収まらないのだろう。ゼロリスクを求める国民性が行動の自由を制限し、経済活動の足を引っ張っている。嘆かわしい限りである。感染防止対策を十分に図りながら、早く新型コロナを2類から5類に移行して本格的な経済活動を再開しよう。人生は思った以上に短いのだから。
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